NIBの中の人

いろんなモノの輸出入にたずさわるヒトタチの日常と裏側。

いろんなモノの輸出入にたずさわるヒトタチの日常と裏側。


今朝海外から届いたサンプルの中にシングルコロラドのスピナーベイトがあった。
inviz
カラーブレードなんて国内ではほぼ絶滅してるから、なんか懐かしいですね。

よく見るとヘッドも低重心で、フレックの名品、フォーリンスターっぽい。

フォーリンスターは安くてどこでも手に入って、ホント良く釣れました。

元々フォーリング用に作られたものでしたが、ロッドを立てて水面直下をバーニングすると(当時はバーニングなんて言葉知りませんでしたが)、バッコーン!と出て、幾度となくイイ思いをさせてもらいました。

なーんて具合にノスタル爺が炸裂したマンデーモーニン。








 


いろんな業界にいろんな専門誌があるように、輸入釣具の業界にも業界誌といわれるものがあります。
釣具の世界では米国を拠点とするFishing Tackle Retailer と イギリスに拠点を置く欧州がメインの Tackle Trade World。
retailermagazine1 
これらが世界二大業界誌と言われています。 
(画像は両方とも Fishing Tackle Retailer ですけどね)

正直なところ、NIBの仕事ではこれらが役に立つことはほとんどありませんが、有名なアウトドアライターが書く記事は非常に有益であることが多いので、毎号必ず目を通しています。
retailermagazine2
日本でアウトドアの雑誌ライターといってもあまり注目されてませんが、海外、特に米国においてはアウトドアライターというと社会的地位も高く、その実績は非常にリスペクトされています。

その最たるものが、2012年に97歳で亡くなった伝説のライター、ホーマー・サークル。

彼が米国の釣り、特にバスフィッシングにおいて多大な影響を与え、名著The Art Of Plug Fishing にはじまり、ビデオにも多数登場したので、ご存知の方も多いでしょう。

Homer Circle Dies at 97

そんな彼がIGFAの釣りの殿堂/Fishing Hall of Fame 入りを果たした際、あのヘドンが〝アンクルホーマー〟サークルのネーム入りのラッキー13を作ったということからも彼がどれほど愛され、尊敬されていたかが分かると思います。

 uncle+

アンクルホーマーほどの逸材はなかなか現れないかもしれませんが、向こうの業界誌には彼に続く次のホーマーがいるのかもしれないと思うと、読むのも楽しくなります。

日本の釣り雑誌からもそういうライターが出るといいのになぁ

テツ西山氏に続くライターの登場はもう夢物語なんですかね。

 









 


釣具に限らず、物品販売業に関わる人は日々商品と格闘しています。

それは出荷発送だったり、在庫管理だったりとさまざま。

NIBの場合は、上記に加えてサンプルチェックという大事なお仕事があります。

その名の通り、海外のブランド/メーカーから届いた製品サンプルをチェックして、取扱いの可否を決めるという業務です。

画像や動画で観たら良さそうだったけど、実際に使ってみたらゴミだったなんてのは日常茶飯事なので、現物を見ない事には怖くて入れられないのです。

更に海外の釣り具、特にルアーは、開発者の意図/コンセプトが理解されないまま市場に放り出され、理解されないまま消えてゆくものが非常に多いので、そのコンセプト通りにできているのかをチェックしています。
やっぱりデザイナーの意図はちゃんと伝えてあげたいですからね。

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このボックスに納まっているのは、そんなチェックが済んだルアーたち。
この中のいくつかは動画撮影に駆り出されたりしますが、基本的にここから出る事はありません。
バックヤードにはこんなルアーが山ほどあるんです。

もちろんサンプルなので販売されることもなく、いつ来るとも分からない出番を待ってひっそりと眠っています。

いつかこういうルアーたちにも再び光をあててあげたいなぁ





 


sufix


お客さんと電話で話すのはホント楽しい。

一部のアングラーしか知らないような超マニアックな海外タックルの名前を普通に知ってる人と対等に話が出来るのはホント幸せだなーと思う。

そんなお客さんから今日はこんなものが届いた。

サフィックスの 20lbs、3,000ヤード巻き。

海外タックルをよく知る彼が、絶大な信頼を置くライン。

自分も使ってるから、ぜひ使ってみてよ!とプレゼントされた。

まあ信頼してなきゃこんなバルクスプールなんて買えないよね笑

でも彼がすごいのは、いわゆる海外タックルかぶれではなく、あれゆる国産も使ってここに行きついているということ。

こういう信頼できる製品と巡り合えるって、これも幸せなことだよねー。

この仕事やっててよかったと思う瞬間です。

しかしほとんど釣りに行けんのに、こんな大量のラインもらっちゃってどーするよ!?

 




本国アメリカでもなかなか手に入らないウッドローラット。
コレの入荷までは山あり谷ありの、長ーい道のりでした。

ウッドローラットの製作者に一番最初にコンタクトしたのは確か2015年の暮れ。

日本向けのまとまった数量の製作を打診したところ、アメリカ人、特に西海岸ピーポーにありがちな軽ーい返事で、納期は2ヶ月見てくれ、ということで即オーケーでした。

そして先方の言う通り、支払いも済ませて製作の進捗報告を待つことに。

しかし今までの例から言っても、メーカー、特に個人ビルダーの言う納期が予定通りになるわけがないので、その倍はかかるだろうと予想していました。

しかし待てど暮らせどモノは届かず、最終的に納品されたのはなんと1年後。
もう笑うしかありません。

その間、手をこまねいて見てたわけではありません。
何度も本人に電話してプッシュするも、その度に「今日はラスベガスにいるんだ」、「娘の誕生日でシーワールドに来てるんだ」「奥さんの体調が悪くて子供の送り迎えをしなきゃならないから時間がない」などなど、電話するたびに見え透いた言い訳を並べられる始末。
細かいことを書き出すとキリがないんですが、要するに全く製作する気が無かったんですね。

ある日、いつものように電話で催促したところ、納期の遅れを棚に上げて逆ギレしてきました。

さすがに汚い言葉を吐かれてカチンときましたが、こういう時は冷静にお決まりの文句を言うことにしています。

「大至急で対応しないのであれば米国内の顧問弁護士から連絡が行くことになる。面倒なことが嫌ならすぐに進捗報告をしてくれ」と。

その後、注文したネズミはたった2週間で入荷しましたとさ。

日本人をなめんなよ。






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今やルアー紹介には必要不可欠となった水中動画。
昔はルアーの形やリップの角度などからその動きを想像(妄想?)したもんですが、これも時代の流れですね。

しかーし!
そんな重要な役割を担う水中カメラが朝から不機嫌で仕事が全く進まん!
新しいのを買うべきか、それとも画質の落ちるモデルで敢行すべきか…






 

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